「突然、洗濯機が動かなくなった…」
そんなとき、すぐに修理業者に連絡する前に、自分でチェックできるポイントがあります。
この記事では、洗濯機のよくある故障パターンと自分でできる確認・対処方法をわかりやすく解説します。
故障時の基本チェック項目
1. 電源・コンセントの確認
- プラグがしっかり差し込まれているか
- ブレーカーが落ちていないか
- 延長コードを使っている場合、断線していないか
- 対処法:別の家電でコンセントの通電を確認しましょう
2. フタ(ドア)のロックがかかっているか
- フタがしっかり閉まっていないと安全装置が働き、動作しません
- 対処法:一度開閉して、確実にロックされているか確認
3. 給水されない場合
- 蛇口が開いているか
- 給水ホースが折れていないか、詰まっていないか
- フィルターにゴミが詰まっていないか(取り外して洗浄)
4. 排水されない場合
- 排水ホースが外れていないか、詰まっていないか
- 排水フィルターにゴミや異物が詰まっていないか
- 対処法:フィルターを取り外し、歯ブラシなどで掃除
5. 異常音・振動がある場合
- 洗濯物の偏りや過剰な詰め込みがないか
- 設置場所が水平になっているか(水平器アプリなどを活用)
- 内部に異物が混入していないか(ポケットの小物など)
よくある故障症状と対処方法
● 動作しない・反応しない
- 電源基板や制御部の故障の可能性あり
- 一度電源プラグを抜いて10分後に差し直すと復旧する場合も
● エラーコードが表示される
(例)
- E1:給水不良 → 蛇口・ホース確認
- E2:排水不良 → 排水フィルター・ホースを清掃
- U4:フタ開放 → フタのロックを確認
※コードはメーカーにより異なるため、取扱説明書で確認を。
● 洗濯槽が回らない・異音がする
- モーターやベルトの劣化、異物の巻き込みが原因の可能性
- 自力での対応が難しい場合は専門業者に相談を
修理を依頼する前に確認すること
- 保証期間内かどうか(メーカー保証・延長保証)
- 修理費用の目安を把握する(出張費5,000〜、部品代別)
- メーカー公式窓口や家電量販店の保証サービスを確認
- 修理依頼時は「エラーコード」「症状の発生タイミング」を伝えるとスムーズ
自分でできる応急処置のポイント
- 再起動(電源プラグの抜き差し)
- フィルターの掃除(給水・排水)
- ホースの確認(折れ、詰まり)
- 洗濯物の偏りを修正し、再度スタート
故障を予防する日常の使い方
- 洗濯物は詰め込みすぎない
- 使用後はフタを開けて乾燥させる
- 月1回の排水フィルターと洗濯槽クリーニング
- コンセントまわりやホースの緩みにも定期的に注意
- ポケットの中は洗濯前に必ずチェック(異物混入予防)
まとめ|焦らずチェックしてから修理を検討しよう
洗濯機が故障したと思っても、意外と簡単な原因であることも少なくありません。
まずは基本的なチェック項目を確認し、それでも解決しない場合は保証やサポート窓口を活用しましょう。
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Q & A
Q1. 洗濯機が急に動かなくなったときは、まず何を確認すればいい?
まずは電源プラグがしっかり差し込まれているか、ブレーカーが落ちていないか、延長コードに不具合がないかを確認しましょう。それでも動かない場合は、洗濯機本体のフタがきちんと閉まっているかをチェックしてください。
Q2. 排水がうまくいかないときの対処法は?
排水ホースが外れていたり、詰まりがあると排水不良になります。また、排水フィルターにゴミがたまっていることも多いので、外して水洗いするのが効果的です。
Q3. エラーコードが出た場合はどうすればいい?
取扱説明書でコードの意味を確認しましょう。たとえば「E1」は給水トラブル、「E2」は排水エラー、「U4」はフタの閉め忘れを示すことがあります(メーカーにより異なります)。該当箇所を清掃・調整してから再度運転してください。
Q4. 修理を依頼すべきタイミングは?
プラグの抜き差しやフィルターの掃除などの応急処置を行っても症状が改善しない場合、または洗濯槽の回転異常や異常音がある場合は、基盤やモーターなどの内部故障が考えられるため、修理業者に依頼しましょう。
Q5. 故障を防ぐために普段からできる予防策は?
洗濯物の詰め込みすぎを避ける、使用後はフタを開けて湿気を逃す、月1回の槽洗浄と排水フィルター掃除を行うなど、日常的なメンテナンスを続けることで、故障のリスクを大きく減らせます。
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