「新しい洗濯機を買ったけど、自分で設置できるの?」
そんな疑問を持つ方のために、この記事では洗濯機の設置に必要な準備から実際の手順、注意点までを分かりやすく解説します。初めての方でも迷わず進められるように、順を追って丁寧に紹介します。
洗濯機の設置に必要なもの(チェックリスト)
- 給水ホース(ワンタッチ式・ネジ式など、機種に応じて確認)
- 排水ホース(付属または別売)
- 防水パン(設置場所にあるか確認/種類別の特徴も要確認)
- モンキーレンチまたはプライヤー
- 水平器(スマホアプリでも代用可能)
- アース線(設置が必要な機種の場合)
- 洗濯機の取扱説明書
ステップ1:設置場所を確認する
防水パンの種類と排水口の位置
設置場所の広さだけでなく、防水パンに洗濯機がしっかり収まるか、排水口がどこにあるかを確認します。排水口の左右どちらにあるかで、排水ホースの向きを調整する必要があります。また、防水パンには排水トラップがあるものもあり、取り外しや掃除の可否もチェックしましょう。
コンセントと水栓の位置
電源と水道の位置が適切であることも確認します。特にドラム式洗濯機はサイズが大きいため、壁との隙間にも注意しましょう。
ステップ2:洗濯機の搬入と設置
- 洗濯機を設置場所にゆっくり運び入れます(重量があるため2人以上推奨)
- 床や防水パンが傷つかないよう、養生シートや毛布を敷くと安心
- 防振ゴムを取り付ける場合は、この時点で設置
- ドラム式の場合は、搬入経路のサイズも事前に確認しておくと安全です
ステップ3:給水ホースの接続
- 水道の蛇口に給水ホースのアダプターをしっかり取り付けます(種類に応じて工具が必要な場合あり)
- 給水ホースを蛇口と洗濯機本体に接続
- 接続部分がしっかり固定されていることを確認(モンキーレンチ使用)
※接続後、水漏れがないか必ずチェックしましょう
ステップ4:排水ホースの接続
- 排水口の方向に合わせてホースの向きを調整
- 排水口にしっかりと差し込み、外れないように固定(テープ止めやL字トラップ使用)
- ホースが折れ曲がらないよう、なだらかなカーブを作る
- 長さが余る場合は無理に詰め込まず、ゆるやかに曲げて配置
- 高い位置に排水する場合は、水の逆流に注意し、高低差が出ないように配置
ステップ5:アース線の接続(必要な場合)
- アース端子がある洗濯機は、金属製の接地端子にしっかり接続します
- アース線の接続で感電リスクを軽減できます(特にドラム式は必要なことが多い)
ステップ6:水平を確認する
- 洗濯機が前後左右で傾いていないかを水平器でチェック
- 脚部を調整して高さを合わせ、グラつきがない状態に
ステップ7:試運転して動作確認
- 電源を入れて、給水・排水・脱水が正常に行われるかチェック
- 水漏れや異音がないかを確認(ガタガタ音、異臭などもチェック)
- 問題がなければ設置完了!
注意点とアドバイス
- 給水栓は必ず専用のストッパー付き水栓を使用する(不意な外れによる水漏れ防止)
- 長期間使用していない蛇口は、開く前に異常がないか確認
- 引越し後や買い替え時は、防水パンの掃除や排水口の詰まり確認も忘れずに
関連記事
洗濯機の排水ホースの取り付け方|簡単にできる排水方法
https://www.washingmachine.jp/setup/drain-hose-install
洗濯機のメンテナンスガイド|長期間使うために必要なケア方法
https://www.washingmachine.jp/maintenance/washing-machine-care
洗濯機の処分方法|リサイクルや廃棄のポイントと方法
https://www.washingmachine.jp/maintenance/disposal-recycling
Q&A(よくある疑問)
Q1. 給水ホースが固くて回らないときはどうすればいい?
A. プライヤーやゴム手袋を使ってしっかり握ると滑りにくくなります。それでも無理な場合は工具でゆっくり回しましょう。
Q2. 排水ホースはどこまで差し込めばいいの?
A. 排水トラップの奥までしっかり挿入し、固定バンドやテープで抜け防止を行うのが基本です。
Q3. 水平が取れていないとどうなる?
A. 運転時に振動や異音が生じやすくなり、内部部品の劣化を早める可能性があります。
Q4. ドラム式洗濯機の設置で特に注意すべき点は?
A. 重量があるため床の耐久性や搬入経路、水平調整には特に注意が必要です。振動対策も検討しましょう。
Q5. アース線は必ず接続しないとダメ?
A. 感電リスクを減らすため、金属製の接地端子がある場合は必ず接続してください。屋内配線に接地がない場合は電気業者への相談を推奨します。
まとめ|自分でできるけど、安全第一で
洗濯機の設置は、手順を守れば自分でも十分可能です。ただし、重量や水回りの作業を伴うため、無理をせず必要に応じて専門業者に依頼することも検討しましょう。
※本記事にはAmazon・楽天市場のアフィリエイトリンクが含まれています。商品購入によって売上の一部が当サイトに還元されることがありますが、読者の皆様に不利益が生じることは一切ありません。
コメント